電車の扉は自分で閉めましょう

乗り場を間違えてホームで1時間過ごした賃貸担当の平田です。

突然ですが、みなさんは新潟で電車に乗ったことはありますか?

実は新潟の電車ですが、他県の人から見るとちょっと不思議な機能がついています。

それは手動の扉開閉ボタンです。

エレベーターについているあのボタンが、電車の扉にもついているではありませんか。

筆者は新潟出身ではないので、初めて電車に乗ったときは、

「電車の扉って自動で開くんじゃないの?!」

と驚きましたが、手動ボタンがついているのにはちゃんとした理由がありました。

新潟と言えば冬の寒さと雪が名物ですから、冬場に電車の中の暖かい空気を守るため、無駄に扉を開けっぱなしにしないための工夫が施されています。

それが手動の扉開閉ボタンです。

柏崎の冬は風が強く、ほんの数秒でも電車の扉が開いていると、あっという間に電車内が「ここ冷蔵庫?」と思うほど冷え込みます。

冬の新潟で初めて電車に乗ったとき、降りる人がボタンを押して扉を開けてくれたので気にせず乗り込んだものの、扉が開いたままで寒いなーなんて思っていると、周囲の視線がなんとなく気になります。

しばらく寒さに耐えていると、次に乗り込んだ高校生がサッとボタンを押して扉を閉めてくれたのです。

スマートにボタンを押す高校生が救世主に見えたのと同時に、「あ、これ自分で押さなきゃいけないやつなのか」と気づかされました。

雪国の電車に初めて乗った筆者にとって、寒さと視線のダブルパンチという雪国の洗礼を受けながら、「これが雪国の電車マナーかっ…!」と心の中でそっと学びを刻んだ瞬間でした。

そして次からは、最後に乗ったらボタンを押して扉を閉めよう、と心に決めた筆者でした。

ちなみに雪国上級者(?)になると、電車を降りる際にちょっとしたテクニックを駆使します。

それは、

『電車を降りると同時に車内のボタンをサッと押す』

です。

自分ひとりだけが電車から降りる場合に限りますが、開閉ボタンは電車の外側にも付いているものの、降りてから外のボタンを探してから押すまでの数秒間で、車内の冷蔵庫化が一気に加速してしまいます。

ですが、『電車を降りると同時に車内のボタンをサッと押す』ことで、扉が開いている時間を極限まで短縮することができ、車内に残る人たちの快適さを守ることができます。

さらに雪国のプロになると、もうひとつ上級テクニックがあります。それは―――

『体がまだ電車内にありながらも、既に閉まるボタンを押し始める』

です。

扉の閉まるタイミングを完全に計算しつつ、ボタンを押す動作と降りる動作をほぼ同時に行う。

そして、華麗に電車から降りきったその瞬間、扉がスッと閉じる―――。

扉が開いている時間を極限まで抑えた無駄のない華麗な動きと言えるでしょう。

また、動きの無駄のなさと車内の人たちへの気遣いに感動したのは、地元高校生がこの技を自然にこなしていたからでした。

新潟に来る際はこの小テクをマスターすれば、「お、コイツ分かってんじゃん」と地元民に思われ、気づかいのできるビジネスマンとして一目置かれること間違いなしでしょう。

余談が長くなりましたが、新潟の電車に乗ると「電車の扉を自分の意思で開ける」というちょっとした体験ができます。

新潟に来た際は、是非この扉開閉ボタンに注目してみてください。

「電車の扉をボタンを押して扉が開く」。

たったこれだけの行為ですが、雪国ならではの特別な経験になるでしょう。

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今回は以上です。

ありがとうございました。