賃貸担当の平田です。
前回の記事はこちらからどうぞ。
勉強の考え方
勉強の考え方は以下の通りです。
「1度解いた問題を定期的に解きつつ、平行して新しい問題に取り組む」
この考え方は「エビングハウスの忘却曲線」を基にしています。
「エビングハウスの忘却曲線」とは、
- ・記憶力は情報が最初に学習された後、時間が経つにつれて忘れられる傾向がある。
- ・情報の定着を促進するためには定期的な復習や強化が重要である。
- ・定期的に反復することで記憶の定着までの時間を短縮することができる。
です。
またこの理論によると、私たちの記憶力は、
- ・20分後には、42%忘れる
- ・1時間後には、56%忘れる
- ・1日後には、74%忘れる
とされています。
勉強した1時間後ですら56%も忘れてしまうのは衝撃です。
一度読んだだけで本の内容を覚えられる人は当てはまりませんが、ほとんどの人は時間が経つにつれて忘れてしまいます。
また一度覚えたとしてもすぐ忘れてしまうので、再度勉強して覚えなおす必要があります。
したがって、記憶を定着させるには定期的に勉強をすることが重要だということが分かります。
またこの再度覚えるためにかかる時間は、定期的に反復することで記憶の定着までの時間を短縮することができます。
例えば、ある情報を覚えるのに初回で30分かかったとしたら、2回目は15分で覚えなおすことができる、みたいな感じです。
つまり、
「1度解いた問題を定期的に解きつつ、平行して新しい問題に取り組む」
ことで、新しい問題を解きながらも今までの問題を反復して解くことで、記憶を定着させていました。
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勉強スケジュール
勉強スケジュールとしては、
【7月】参考書を読む
【8月】問題集を解く&隙間時間にアプリで勉強(アプリはこの後も継続)
【9月中旬~】過去問を解く
【10月】予想問題集を解く
【10月17日】宅建試験本番
です。
順に追って解説していきます。
【7月】参考書を読む
まず最初ですが、ひたすら参考書を読みました。
「問題集から先に取り組み、分からないところは参考書で覚える」という勉強法もありますが、私は何も知識がない状態だったため、「一度参考書である程度の知識をインプットし、その後に問題集を解いて間違えたり分からないところがでてきたら参考書を読んで思い出す」というのを繰り返したほうが記憶に定着すると考えました。
不動産についてまったく知識がないので知らない単語や法令を覚えるのは非常に苦痛ですが、参考書を5周くらいしてくると少しずつ覚えることができます。(もっと記憶力のよい方は周回の数を減らしていいと思います。)
最初は大変ですがとりあえず分からなくても読みこむことで、少しづつ記憶に定着させました。
この段階では、全体の内容がぼんやり頭に入っているだけでOKです。
【8月】問題集を解く&隙間時間にアプリで勉強
ぼんやり全体の内容が頭に入ったところで問題集に取り掛かりました。
前述したとおり勉強方法は「1度解いた問題を定期的に解きつつ、平行して新しい問題に取り組む」とし、以下のように勉強しました。
- ①初めて解く問題は、その日のうちに時間を空けて2回解く。
- ②次の日に1回だけ解く。←これを3回繰り返す。
- ③次は2日後に1回解く。
- ④次は3日後に1回解く。
- ⑤次は4日後に・・・。以降同様。
①初めて解く問題は、その日のうちに時間を空けて2回解く。
初めて解く問題はほとんど間違えます。ですがとりあえず問題を解き、答え合わせをしながら内容を頭に入れていきます。
その日のうちに2回解く理由ですが、覚えたつもりでも1時間後には半分以上は忘れてしまうので、その日のうちにもう一回解いて、記憶の定着を強化するためです。
②次の日に1回だけ解く。←これを3回繰り返す。
次の日に1回だけ解きます。同じ問題を解くのは3回目ですが、1日空けると数字や法令名は忘れていることがかなり多いことに気づきます。同様に定期的に思い出すことで記憶に定着させていきます。
これを1日に1回解くのを3日間続けますが、平行して新しい問題も同様に取り組んでいきます。
③次は2日後に1回解く。
今度は2日後に問題を解きます。すでに同じ問題を5回解いているので、日が空いてもかなり記憶に定着してきます。日を空けて同じ問題を解くことで記憶定着が促されます。
この段階で、簡単な問題や内容が完璧に記憶できている問題は飛ばして問題を解きます。勉強時間が限られているため、効率よく勉強することを意識していました。
④次は3日後に1回解く。
これ以降も同様に、同じ問題を解く日にちを1日づつ伸ばしていきます。
定期的に解いているので記憶に定着しやすく、以降も同様に内容が頭に入った問題は飛ばして進めていけば、1回の勉強で解ける問題もさらに増えていきます。
問題集は上記のように勉強していきました。
そして問題集に手をつけて少し経ったくらいからアプリも始めました。
使ったアプリについてはこちらの記事をどうぞ。
アプリを使って勉強するときは、隙間時間やちょっとした移動時間など、暇な時間があればアプリを開いて勉強していました。参考書はいつも持ち歩かないので、アプリがあれば短時間で繰り返し問題を解くことができます。
アプリの進み具合は、参考書の進み具合と同じようにして進めていきました。参考書の問題集で宅建業法をやるなら、アプリも宅建業法をやる、みたいな感じです。
またアプリの問題文は参考書の問題集とは少し違っているので、新しい問題も取り組んでいけるところが違う刺激が入って記憶に定着しやすかったです。
【9月中旬~】過去問を解く
問題集の全ての問題をある程度解いたところで、一旦問題集を切り上げ、過去問題集にシフトチェンジしました。
シフトチェンジするタイミングは、内容の8割くらいが頭に入ったくらいで過去問に取り掛かりました。
この時点では実際の試験の制限時間は気にせず、ひたすらに問題を解いていきます。
私は一気に50問解いてから答え合わせをすると、なにがダメでなにがよかったのか復習しにくかったので、
勉強した順番同様、
①宅建業法⇒②法令上の制限⇒③権利関係⇒④税その他⇒⑤免除科目
の順番で問題を解き、
宅建業法が終わったら答え合わせ、法令上の制限が終わったら答え合わせ・・・
みたいな感じで取り組みました。
ここは個人の好みに合わせて問題を解いていけばいいかなと思います。
過去問題集も同様に一度解いたら終わりではなく、日を空けて問題を解く勉強法に従って解き進めていきます。
またある程度周回していると、簡単な問題やよく間違える問題が出てきます。
少しでも時間を節約して覚えるために、
・簡単な問題は問題文に×マークを付けて飛ばす。
・よく間違える問題は☆マークを付けて何回も解く。
という要領で、記憶に定着していない問題を重点的に解いていきました。
【10月】予想問題集を解く
過去問に印をつけたりして何度も周回していると、正答率がかなり上がってきます。
そうなったら最後の総仕上げとして予想問題集を解き始めます。
この問題は実際の試験の予想問題集なので、制限時間やマークを塗る作業も本番と同じ条件で行いました。
私が買ったテキストには3つの予想問題がついており、それぞれまず1回は普通に解きました。
最終的にはこちらも周回しますが、3つの予想問題はここでは完璧にして、何回解いても満点が取れるようにしました。
予想問題集なので、「実際の試験に同じ問題がでたら100%取らなければ、この予想問題集を勉強した意味がない」と思って勉強してました。
この予想問題集も何周かしていると簡単な問題とよく間違える問題がでてくるので、既に完璧に覚えた問題は×マ―クをつけて飛ばしながら、苦手な部分を重視して周回しました。
【10月17日】宅建試験本番
試験日当日です。
試験会場付近では予備校がチラシを配っていました。
チラシの内容は「試験問題予想!予想問題3選」みたいな感じで、予想問題と解答が書いてあります。
よく言われているのは、
「チラシはもらわないほうがいい!試験前に変な知識を入れて今までやってきたことを忘れてしまうくらいなら、自分を信じて何も見ずに会場入りすべき!」
だそうですが、私はチラシをもらうことにしました。
理由は私の場合はそもそも勉強時間が少なく、権利関係や免除科目はある程度山をはって勉強していたので、勉強した内容に限ってはほとんど頭に入っていました。
なので、
「直前に3問くらい覚えても今までの内容は忘れることはなさそうだし、試験が始まったら問題を一通り見て、チラシの問題がなかったら忘れてしまえばいいや。」
と考えたのでチラシをもらいました。
また試験本番ではチラシの予想問題は出なかったのですぐに忘れて、結果として自分を信じて解き進めることになりました。
反省点
勉強~試験までを振り返っての反省点は、
「自分に合った勉強法を知り、余裕をもって勉強する。」
です。
宅建試験は暗記勝負だと思います。
新しい知識を覚える勉強法には、自分に合った勉強タイプがあると思います。
・参考書を読むほうが覚えやすい人
・手を実際に動かしてノートに書いたほうが覚えやすい人
・問題を解きまくったほうが覚えられる人
様々なタイプがあると思います。
書いたほうが覚えられる人は、積極的に書いて覚えることに時間を割いたほうが結果的に効率がいいです。
なので自分の勉強タイプをきちんと把握し、大まかにスケジュールを立てて無駄なく勉強することをオススメします。
仕事をしながら限られた時間で合格を目指すには、最大限に無駄を減らして、効率よく勉強することが鍵になってくると思います。
孫子の兵法にこんな言葉があります。
「彼を知り、己を知れば、百戦殆からず」
つまり、
「敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、何回戦っても勝つことができる。」
ということです。
「己を知れば」というのは一見簡単そうに見えて、自分自身のことを知るのは実は難しいことだと思います。
自分のことをよく知っているのは、他人ではなく自分のはずです。
宅建試験を通して過去の勉強の失敗や成功体験を振り返ることができ、自分についてよく知るきっかけになりました。
これにて宅建合格の勉強法については以上です。
あくまでも一例として、少しでも参考になれば幸いです。
ブログ一覧から、ぜひ他の記事も御覧ください。
ありがとうございました。









